自宅の軒下にいつの間にかスズメバチが巣を作っていたとしたら、誰でも青くなってしまうことでしょう。ハチの活動が衰える冬ならともかく、たいていは巣が目立つようになってくる夏場から秋にかけての季節に見つかるものです。ほとんどのケースでは自分で巣を撤去するのが難しいため、頭を抱えてしまうことになります。そんなときに助けてくれるのがスズメバチ駆除の専門業者です。二階の軒下など手の届かないような高い場所に巣が見つかることもありますが、どんな場所の巣でもプロなら何とかしてくれるものです。スズメバチ駆除に臨む業者は除染作業にでも行くような完全防備のスタイルで登場します。気温が30度を超えるような夏場でも白い防護服に身を包み、ゴム手袋をはめた格好で作業を実施します。これだけ万全な装備で臨まないと、スズメバチの毒針が皮膚に届いてしまうのです。素人にはまず真似のできない作業だということが服装を見ただけでわかります。
スズメバチ駆除は日が暮れてから行うのが基本です。なぜなら働き蜂は昼に活動し、日が暮れる頃になると巣に戻ってくるからです。巣に属するハチを一網打尽とするためにも、駆除作業は夜間に行うのが最も効果的なのです。行動を起こす際には業者は急ぐことをしません。巣の状態をじっくり観察し、スズメバチたちを極力刺激しないようにします。巣の内部にいるハチがおとなしくなったところで出入口を塞ぎ、殺虫剤の噴射口を差し入れて内部へと一気に噴霧してきます。行動を起こすまでは慎重に構え、起こしたら一気に片を付けるのが駆除作業の鉄則です。獰猛なスズメバチも、巣に閉じ込められてしまっては何もできません。相手の攻撃力を封じた上で巣をゴミ袋の中に叩き落とし、手早く密封します。プロの手にかかると呆気ないほどスズメバチ駆除が完了すものです。そんな頼もしいスズメバチハンターがいてくれるおかげで、人々は安心して生活することができるのです。